京の都の人々の飾らない姿から、旅を考えてみた。
気づいたら4月。
1度の旅と1度の帰省と。なんとなく旅をしながら過ごしていた。
今年のテーマに挙げた「人生は旅だ!」というのを小さくも大きくも体現しているような気がする。
京都で4日間50キロも歩いてみたり路線バスだけで観光を回ってみたら、普通では見ることのできない面白い京都の顔が見れて楽しかったりもする。町家が立ち並ぶ街並みで暮らす人々の日々の暮らしや空気感が垣間見える京都旅なんてのも面白いかもしれないと思ってやってみたら本当に面白かった。
町家が並ぶ通りで出会った豆腐屋さんから豆腐を買ってみたのだが、それがまた美味くて。その時出会った豆腐屋さんのお父さんに聞けば、観光の人が道すがら買ってくれるなんて初めてだという。街歩きをしていて買ってくれる地元の人ってのはいるらしいが街歩きをしている地元以外の人から買ってもらった新鮮さが嬉しかったようで、そのお父さん配達の約束を忘れそうになるくらい立ち止まって話してくれてオススメのおばんざいのお店を教えてくれたり、明日はこんなところに行ってみたらどうだ。
なんて話もしてくれて本当に楽しかった。
旅ってのは本当は綺麗な景色を見たり、名所を回ったりなんてことではなくてその地域の本当の顔を見たり、それを見るために地域の人たちの飾らない姿を見たり、話をしてみたりなんてことが本当の旅なのかななんて思ってみたりして。
旅先の地域の人々の飾らない姿を見て、その地域の本当の姿を知る。
これが本当の旅の醍醐味だとしたら、今までのは「旅ごっこ」だったのかもしれないなんてことを思った時、少し大人の旅ができるようになったのかななんてことを感じた2月の京都旅行を4月1日の夜に降りかえってみた。
さて、次はどこへ行こうか・・・。
そこに住む人々が飾らない姿を見せてくれる場所に行ってみたい。
何てことをこの時期に振り返ったのには理由がある。
人生においてとてつもなく、無駄で且つなんの生産性もない日々から解放され、また違う道を歩むことになった。人間というのは何かから解放をされた時、いろいろなことを考えることができるようになる。
そんなことで4月1日の夜に2月の旅を振り返る。