高野連は解体。高体連の傘下になれ!

夏の甲子園大会が1週間前に幕を閉じた。
今回の大会は初出場・初優勝 前橋育英高校がその栄冠を手にした。

ところで・・・。
この夏の甲子園大会。正式には全国高等学校野球選手権大会。これはインターハイの一部ではない事をみなさんご存じだろうか。これをご存知ない方というのは多いのかもしれない。

こんな構図なのである。
同じ高校スポーツにも関わらず扱いが全く違うのだ。夏の甲子園大会の時期になると、この事をとても不思議に思う。
とりわけ、高野連という組織に関してはその存在自体に大きな疑問を持っている方も多く、高野連の不透明な行動や加盟校に対する処分が出るたびに『高野連不要論』というものを唱える人ま出てくる始末で。

なぜ、これまでそのような重複した組織に対し
一元化の話が出てこなかったのか。水面下では出ていたのかもしれない。しかし高野連がそれを拒否したのかもしれない。

もしも拒否したとすればそれなりの理由もうかがえる。
高野連という組織のバックには大手の新聞社が2社ついている。春は毎日新聞、夏は朝日新聞。それぞれが共催者として高野連を大きくバックアップをするのだが、当然そこには大きな利権も発生をしているはずだ。

もしも、大きな利権があるとすれば一度手にした利権を手放す程、高野連も間抜けではないと思われる。そう考えると高野連高体連の傘下に入り専門部化する余地はないのである。高校野球は『教育の一環』と言われる。そこに利権がからんでもいても良いのだろうか。という当然の考えに苛まれる事になるのだが・・・。

ところで・・・。
高校野球を教育だとする根拠は『学生野球憲章』の中にある

第2条-①
学生野球は、教育の一環であり、平和で民主的な人類社会の形成者として必要な資質を備えた人間の育成を目的とする。

そんな素晴らしい根拠を以って高校野球は教育の一環としているのであれば、
今こそ高野連の回りに存在する様々なしがらみと高野連こそすべてというプライドをかなぐり捨てて高野連
専門部になり最近では言われなくなったが

『高校野球の神格化』

というワケのわからないものから脱却してはどうだろうか。
因みにではあるが年末から正月にかけて2つの大きな高校スポーツの全国大会が行われる。

これをそれぞれの競技団体が主催してやっているとお思いの方も多いかもしれないが、サッカーに関しては競技団体と高体連の共催の春の選抜大会、ラグビーは冬のインターハイ正式種目である。

この2つがインターハイの1種目、センバツ大会としてやれているのだから高校野球も高体連の専門部化し、他と同様に大会を開催するのは可能なのだし、阪神電鉄の協力さえあれば阪神甲子園球場を全ての会場とする事も可能なのではないだろうか。

今回の大会を見ていても高体連が1つの競技団体あるが故の弊害が多くあり、それが解消できるのであればその道を辿るのが高校生のためには適当なのではないだろうか。

高校野球と高体連に関しては次回も書こうと思う。
次回は面白い資料を見つけたので、その資料に基づき話を進めて行こうと思う。