霜月の初めに・・・。

11月になった。
年の瀬に近い話題もそろそろ出てくる時期という事か。

さっきも仕事中に2013年ヒット商品ベスト30なんて記事を見つけて11月1日だと言うのに今年も終わりに近づいているのかという妙な感傷に浸ってしまった。

ところで、ここ数カ月色々な事を考えている。
「将来に自分が仕事をしてきた足跡を残す事が出来るだろうか。」
なんて事を考えだしたら止まらなくなっている。齢40まで2年半となりそんな事ばかり考える事が多くなってきているように感じる。

取り立てて大きな結果を求めているわけでも、大きな収入を得る為に考えているわけではない。単純に今の仕事をしていて自分に何か残せるものはあるだろうか。成長や発展の証は残せるだろうかと答えの出ない事ばかりを考えていた。

これまで私はモノを売る、サービスを売ると言う仕事をメインに数字という結果を追い求めた仕事をしてきた。それなりに自分の中では結果も出したつもりだ。メーカーの時代には新記録という結果を出した事があった。だけど、どこか虚しさが無かったと言えば嘘になる。

何が虚しくなったのか・・・。
数字という結果だけを追い求めて生きていく事にどこか虚しさを感じるようになってきたのだろうか。

今の社会情勢をみた時、いつぞやの時代のように大きな成長というものを見込めない中で生きていく自分が1つでも2つでも成長をしようとした時に如何するべきかいう事に行き、それを考えていた時にある一つの想いが生まれてきた。

「今までの自分が思いもつかなかった所へ挑戦をしよう。」
「今までのすべてを捨ててもいいから挑戦をしよう。」

10月末、3日間に渡り東京へ行ってきた。
この想いを口に出して話すためだ。心から信頼できる人に話を聞いてもらった。

自分の口に出して話した事で楽になった。
自分の想いが間違っていない事はわかった。
同時に挑戦する内容は甘くないと言う事もわかった。

だけど・・・
「頑なさ」を緩めるほどに益々の発展があるのは…真実と言う言葉に、どこか安心をした。
これまで心に纏ってきた「頑なさという鎧」を緩め、場合によっては脱ぎ捨て自己を解放させ、少しでも成長・発展した将来を迎える為に・・・。

心は決まった。
逃げじゃない真っ向勝負。
確信犯になりきって、後は前に進むだけだ。

そうだ、話を聞いてくれたあの人の誕生日に伝えよう。


平成25年霜月朔日