雪まつり
雪まつりが始まった。
札幌の冬の風物詩。さっぽろ雪まつり。数える事65回。
子どもの頃は雪まつりが来るのが待ち遠しかった。それがいつの日か雪まつりが始まっても何とも思わなくなって社会人になってからは仕事で通りすがる程度。
イベントという非日常な空間と時間ながらもどこか日常になっていたのかもしれない。
さっぽろ雪まつりは1950年に雪捨て場だった大通り7丁目広場でわずか6基の雪像から始まったが今では大小含めて200を超える雪像が市民や観光客の目を楽しませる世界に誇る一大イベントとなった。
仕事の道すがら観るだけの私だが何か違和感がある。
今ではフードフェスティバルさながらの光景。雪まつりも立派な観光資源だからそれも考えようによってはアリなのかもしれないが・・・。
少なくとも私が子供のころは違った様な記憶しかないのだが。
札幌市内中心部からバスで30分ほど北に行ったところにある「つどーむ」と呼ばれる多目的施設を実際に雪と触れ合うことができる参加型の会場としている。しかし、無料のバスがあろうとそこに行くとは思えない。
しかし、雪像を魅せフードフェスティバルと化している大通公園に雪と戯れる場所があればどうだろうか。1か所でそこまで出来れば、もっといいに違いないと私は勝手に思っているのだが・・・。
北の大地の住人としては魅せる雪も良いけれど、戯れる雪も良いものだと知ってもらえると嬉しい。
なんてことを仕事中に雪まつり会場を通りすがった夜につらつらと。