情報収集力と情報編集力。そして、それを表現する力。
北の大地も数日遅れで雪の力に翻弄されている。
今回、他の地域と違うのは勢い降り方という事ではなく風の威力が猛威を奮うというところだろうか。昨日からまるで台風かのような風が吹き荒れている。
冬の嵐という言葉が当てはまるのだろうか。
ところで、1月の末から色々な事を考えさせられる出来事が多かった。
もちろん、今回の雪害に関する諸々や東京都知事選挙に関わる諸々。他にも諸々。様々な言論や色々な人の行動から、ある能力の劣化を強く感じる事が多くなった。
情報収集力と情報編集力。そして、それを表現する力。
何故そうなってしまいっているかを考えた時、情報が多くなっている事に対して調べたり考える事が少なくなっているのか、一方的なソースだけを信じ感情に任せてしまう人が増えたのか。そんな事なのかもしれない。
その結果、調べ考えぬまま、感情に任せ表現し発信するという事が散見され溢れるようになってきた。
その表現物が仮に批判だとすれば、不適切で且つ不勉強な批判になる。そこから派生した議論はポイントのずれたものになってみたりする。前回も書いた通りで不適切で且つ不勉強な批判からは何も生まれないし、ポイントの外れた議論は更にポイントのずれたところへ議論の結果を導く。時に、周辺環境やその事柄に関する過去や深部・真相を熟知しないままに物事を記せばバランスの取れない偏ったものにもなる。
それらが生み出すデメリットは想像以上に大きくなる事が多い。
そんなデメリットに遭遇しない為にも今一度、3つの力をしっかり養う事が必要ではないだろうか。
その上での生産性ある批判や批評、議論ならば活発にやればいいのではと私は思う。