情報を扱うってのは簡単じゃないんです。

と言っても、情報商材のお話ではなく。

ソーシャルメディアってなもんが身近になってニュースサイトから気になる記事を自らの寸評付きでシェアするなんて事が一般化されてきて久しいところ。今に始まった事ではないが感情むき出しにシェアをしている例をよく目にしますよね。

 

そのシェアの仕方次第ではミスリードしかねないという事も周知の話。

しかし、どうも感情むき出しでミスリードはお構いなしとばかりにシェアをするのがお好きな人もいるらしいのです。

 

いつもは、その記事を画像化してここに乗せるところですが今日は引用という事で。

天下のトヨタ法人税を6年間も払って無かったって、、、税制おかしくないですか?腰が抜けそうになりました。

トヨタ豊田章男社長「納税ができる会社になったことが素直にうれしい」 | レスポンス

 という某所での書き込み。

これはさすがに頂けないのです。

何処が頂けないかって、簡単な話ですが赤字決算をしていれば法人税など払う必要が無いわけです。もっといえば6年に渡り赤字決算のために法人税は免除されるという何処にでもある話にしか過ぎないものを感情たっぷりに批判しているわけですね。

 

赤字決算である以上、法人税は払わなくていいわけですから大企業だからと言って批判される理由は無いわけです。見事なまでに法治国家である日本の法律を無視した笑い草にもならない書込みなわけで片腹痛いとしか言いようがありません。

(確かに日本の税制はおかしいですけどね・・・。)

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前にもこのブログで書きましたが・・・

批判ってのは何らかの感情が増幅されて起こるわけですが、批判の感情が大きく増幅されたものほどストレートに刺さっていくわけです。ですが的を射ないからミスリードになるわけです。

 

そんなわけでこの某所での投稿も大きな反響を得ることになっているわけです。

その仕組みや法律を理解していれば今回の件なんかは批判の対象ではなく円安の影響があるとはいえ「日本の大企業も漸く黒字決算出来る企業が出てきたのね。」という感想が先に立つべきなんでしょうけどね。

 

何が言いたかったかっていうと、何かの情報をパブリックな場所でシェアする時に大事なことはその周辺環境をよく理解した上で極力中立が保てるようにした方が良いよってこと。簡単じゃないってことです。