北海道日本ハムファイターズファンへ物申す
北の大地のプロ野球チーム。北海道日本ハムファイターズ。
因みに私はあまり興味が無い。なんていい方をするとまた北の大地の住人の人々に怒られるかもしれないが、1985年4月17日バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発以来の阪神タイガースファンが故、申し訳ないくらいに興味が無い。
そんな中で目にしたこの記事。
日ハム、札幌ドームの観客11.4%減 1試合2万2397人 平日が急落
(2014年5月20日 北海道新聞)
そこで調べてみた。5月1日現在のNPB公表の観客動員。
北海道新聞の記事の数字は5月18日終了時点なので若干の差異はあるが、12球団全体で見れば突出して増やしているのは3チーム。北海道新聞さんにはこうした全体数字から見た記事を書いてほしかったとは思うものの日本ハムファイターズの観客動員が一番厳しい事がここでも見て取れる。
ところで、この記事は紙面で見たのだが紙面で見たときに関連記事がとんでもない勢いで目に入ってきた。
人気選手いなくなった/成績良くなれば自然と増える/平日に集客イベントを/ファンから厳しい注文
インタビューのコメントを拾った記事だったのだがこれには驚いた。本当にファイターズファンが発した声なのかと目を疑った。
以前は1シーズン10回は札幌Dで観戦していたが昨季は5回までに減った。
実力や人気のある選手がどんどんチームを離れた。
えっ・・・。そんな理由で見に行かなくなるの?チームを応援する気は無いの?
ファンへのアピールで楽しませてくれる選手がいた。
今はその様な選手がほとんどいない。
おいっ・・・。野球観に行ってるんとちがうんかい!!選手のプレーを見てやれよ。
イベントが週末に集中している。平日でも見に行きたいと思わせるイベントを打ち出せばいいのではないか。
いえいえ、他球団もイベントは週末中心ですよ。平日でもちゃんと動員できているチームは出来てますし。問題はもっと違うところにあるはずなんですけどね。
ビールの半額デーを増やしてほしい。
ビール安くないと野球見に行かないの?だったら行かなきゃいいのに。
北海道移転から11年で飽きも若干あるだろうが成績がよくなれば動員数は自然に増えてくるのでは
その通りでしょうよ。阪神タイガースも暗黒時代から抜け出した時にとんでもなく動員数増えましたから。「飽き」って言葉を除けばまともなコメントですわ。
と、ツッコミたくなるようなコメントが並んだわけですが結局こういうことなんですよ。北海道ってところは。日本ハムファイターズが移転してきて11年たつ今でもファンマインドが変わらないばかりかプロ野球文化ってのが根付いていないという事を露呈させてしまった。
カープやドラゴンズ、そしてタイガース。そして地方球団の多くのファンはプロ野球が生活の一部だといって憚らない。ファイターズファンにもそうなってもらいたいものだと思うし、どんなに弱くても、どんなにスター選手がいなくてもタイガースが好きって言って憚らなかった、あのタイガースの暗黒時代ってのを見習ってもらって、阪神タイガースファンの合言葉になっている「勝っても負けてもタイガース!」くらいの事を言えるようになってほしいものだ。
鉄人 金本知憲選手は引退セレモニーでこんな事を言った。
たまにきついヤジもありましたが、こんな僕でも、成績が落ちた時でも、大多数のファンは「頑張れ、頑張れ」と背中を押してくれました。阪神ファンは、あったかかったです。優しかったです。
選手が発したファンへの心からの感謝だと私は思っているが、先述のようなコメントが新聞紙面に立ち並ぶようでは、ファイターズファンは選手から感謝の言葉を聴く機会がそのうち無くなってしまう様に思えてくる。
プロ野球選手は一投一打真剣なプレーをしている。
少なくともあの記事に並んだコメントの多くは選手に失礼だと私は思う。
他球団の取り組みまで書こうと思ったが、長くなってしまったのでまた次の機会に。