北海道は今のままだと本当に危うい

心の洗濯へ行ってきた。
というよりも、仕事が一日開いたので気が向くままに車を走らせてきたのだが。

3ヶ月、4カ月に一度の関東への遠征(出張)の他は、ほぼ札幌近郊で過ごしている私にとっては北海道ならではの風景を見る事もできいい心の洗濯になった。

しかし、今回のその紀行で一つ感じた事がある。

地域特性を生かした事をやり、地域色の強い物を販売しているところが無い事にそこはかとない危うさを感じたのである。


 

北海道なんて何処行っても一緒やろ。なんて言われると身も蓋もない訳であるが。

売っているものと言えば・・・。

  • 白い恋人
  • じゃがぽっくる
  • ありきたりな北海道土産


これらのものは新千歳空港に行けば購入できるものばかりで何の魅力もない。私が北海道人であるがゆえに尚のこと魅力が無いのかもしれないが。

それじゃあという事で何かイベントをやっているかといえば

  • 軽トラ市
    軽トラの即売会ではなく近隣の農家が軽トラックに自分の生産した農産物を持ち寄り即売会を行うイベン
  • 朝市
    文字通り農産物の朝市販売
変な話・・・
こんな感じのイベントは日本全国どこへ行っても行われていて地域特性があるとかどうとかという問題ではない。販売されるであろう農産物を見ても全国どこへ行ってもある様なものばかりで北海道でわざわざ買わないといけないものではない。
 
観光客が北海道に求めているものはそこではない様な気がするし、地元の住民だけで循環するイベントなのであれば『道の駅』などの施設で大々的な告知は要らないのである。
 
観光資源が収入の一つならば季節限定の観光ではなく通年で自分の街にお金を落としてもらえる、ビジター客がその街でお金を落としたくなる仕掛けを早急に考えないと北海道の中の地方は本当に危うい。
 
北海道の中の地方は疲弊が酷く札幌一極集中が問題だ!
なんて声を地方から聞く事が多くあるのだが、それは単純に現状に負けている考え方であり、自分たちが北海道で一番になってやるくらいの気概を持って新たな観光資源の発掘とお金を落としてもらえる仕組の開発、自分の街のプロモーションに取り組まないと今以上に疲弊してしまいそうな気がしてならない。
 
2枚目の画像はホッカイドウ競馬門別競馬場。
ナイトレースが行われている開催日の1レース目。たまたま、道すがら開催を知って1レースだけのつもりで立ち寄ったのだが時間が早かった事も有り観客は300人もいない。そして観客であろう人は殆どが地元の方。
 
地元の方が多く集まるのも悪くはないが・・・。
この記事に書いた思いを強くした1コマであった事は言うまでもない。また、平日だからこんなものなんて言うのは何のいい訳にもならないと思うのは私だけだろうか。
 
☆余談☆
レース結果はと言えば・・・
3連複4.1倍的中でございましたが何か(笑)