桜と梅とジンギスカンと炭火の煙と・・・
北の大地も1週間ほど前に桜が咲いた。
東京よりも約1カ月遅れての桜だ。ソメイヨシノだけではなくエゾヤマザクラといった北の大地の桜も綺麗な花を咲かせる。そして時を同じくして梅も満開を迎える。
北の大地のゴールデンウィークは花盛りといったところだろうか。
桜の下で桜を楽しむのは日本各地の恒例行事でもある。
所謂「花見」というやつだが私もその雰囲気は嫌いではない。
しかし、北の大地の花見はどうもいけない。どうにかならんものかとも思う。
年に一度の桜や梅の花の下でジンギスカン。炭火の煙。
桜の名所と言われる公園はさながら期間限定のバーベキュー会場と化す。
桜や梅の香りなんてどこかに行ってしまう。終いには炭火の煙の横でカラスの群れと鳴き声…
北の大地の花見しか知らない人が、他の地域に行くとバーベキューさながらではない花見に大きなカルチャーショックを覚える人もいるくらいだから他の地域の人が見たら異質な光景なのかもしれない・・・。
それが北の大地の文化だと言われればそれまでなのだが、ジンギスカンの香りと炭火の煙が桜や梅の下に立ち込める様じゃ趣が無さすぎやしないだろうか。
北の大地で桜や梅の花の香りだけを楽しみながら夜桜見物でもしたいものだ。
なんて事を連休明けの夜につらつらと・・・。