年末に靖国参拝という爆弾
また、1週間近く更新があいてしまった。
というよりも、年末進行で様々なものに忙殺をされてしまっていたというのがその尤もらしい言い訳なのではあるが。(←あくまで言い訳…)
さて、安倍首相がとうとう靖国参拝という爆弾を投下した。
年内は参拝しないものと勝手な予測をしていただけに少々驚いた。そして参拝の30分前くらいの時間に発表するというのもその驚きの一つだったりもするわけだが。
予想通りそしてご案内の通り中国・韓国という国は過剰なまでのネガティブで且つ或る種「余計なお世話」とも言えるべき、これまで同様ありがちな反応だった。こちらの方はどうでもよいのだが・・・。
アメリカは「disappointed」という表現でこの参拝を批判した。
アメリカから見れば、中国はアメリカの大きなビジネスパートナーであり靖国参拝を下手に支持できない。対韓関係で考えれば半島情勢と安全保障を考えると今回の靖国参拝がその支障となりかねないという政治上の問題が出てくる
日中韓がアジア政策上大きなポイントになる国々でありアメリカの立ち位置を考えた時に看過出来ないという事の「disappointed」であったのは誰でもわかる事だ。
アメリカとしては大使館ステートメントから国務省報道官ステートメントに格上げになったもので処理をして終わりにしたい意図も見え見えで、大きな頭痛の種を抱えてしまったという事なのかもしれない。
それにしても状況判断だけはしっかりして欲しかったとは思う。
今回の件が今後の東アジア情勢や対米外交に及ぼす影響は計りかねないものがあることには違いない。その状況判断を越えるの相当な自信があったからこその参拝したという事なのだろう。
その自信が空回りして間違った方向に歩まないことを祈りたいが・・・。
今回の安倍首相靖国参拝は外交的に大きなインパクトを持った爆弾であるとも言える。その爆弾を投下した後の紆余曲折を本当に乗り切れるのだろうかという見どころを安倍首相は自ら作ってしまった。
そういった意味で・・・。
自ら投下をした爆弾に自ら被弾しない事を心から祈るばかりだ。